第2回あまつなぎ市民フォーラムの報告(第592号平成31年4月1日)

第2回あまつなぎ市民フォーラムの報告
3・9
あまつなぎ主任コーディネーター 小林 優子
3月9日(土)14:00〜16:30 ライクスホールにて、第2回あまつなぎ市民フォーラムが開催されました。今回は、『自分らしく医療と介護を受けるための意思決定のプロセス(人生会議)』がテーマです。参加者は、市民133名、医療・介護等関係者81名(医師25名)の214名でした。
開催にあたり、東文造会長と稲村和美尼崎市長からご挨拶をいただきました。
第一部の座長は、地域包括ケア・勤務医委員会 勝谷友宏副委員長が担当し、「人生の最終段階において、自分の意志を周りにどのように伝えますか?」と題して、東京大学大学院 人文社会系研究科死生学・応用倫理センター上廣講座 特任教授の会田薫子先生にご講演頂きました。人生会議では、本人・家族らと医療・ケア従事者が話し合いを繰り返すプロセスを重視する。本人の最善のために何をするのか、何ができるのかをよく話し合い、本人の人生の集大成の支援を行う。また、人生会議の話題にフレイルの事も含めて話し合う。などを話されました。
尼崎市役所包括支援担当職員と会場の皆さんと一緒にいきいき百歳体操をした後、第2部の多職種座談会「その時、あなたは、どんな医療や介護を望みますか?みんなで考えてみましょう!」を行いました。座長は、地域包括ケア・勤務医委員会 内藤武夫委員長が担当し、コメンテーターとして、会田薫子先生にもご参加いただきました。パネリストとして、病院医師の立場から、大隈病院 大隈健英院長、診療所医師の立場から、いまきたファミリークリニック 今北正道院長、病院看護師の立場から、県立尼崎総合医療センター(家族支援専門看護師) 米田愛氏、訪問看護師の立場から、訪問看護ステーションだいもつ(緩和ケア認定看護師) 藤原真由美氏、ケアマネジャーの立場から、シルバージャパン(主任介護支援専門員) 中林弘明氏、ヘルパーの立場から、ケア・ワーク尼崎西ステーション(介護福祉士) 中田加代氏にご参加いただきました。座談会では、昨年同様100人の市民の方にアンサーパッドでご回答いただき、その結果を基に多職種で意見交換を行いました。
最期に、齋田宏理事より閉会の挨拶で、盛会のうちに終了いたしました。