骨と関節の日(第599号令和元年11月1日)

骨と関節の日 2019
10・10
杭瀬地区 吉良 貞昭
さる10月10日の木曜日午後、尼崎市女性センター・トレピエにて「骨と関節の日」の特別記念講演会が開催されました。大澤整形外科クリニックの大澤正実先生の司会のもと、尼崎市整形外科医会 会長、亀井滋先生から開会の辞をいただき、講演が行われました。
今年も会場はほぼ満席状態となりました。参加人数は111名でした。講演は2演題行われ、講演1は、かなやま医院 院長 金山拓司先生より、「人生会議 あなたはもしものことを考えたことがありますか?」の演題にて、人生会議(ACP:Advanced Care Planning)についての内容でした。高齢の患者さんとかかりつけ医とのコミュニケーションツールとして、ACPを広く普及し、かつ利用していきたいといった内容で、会場の皆さんが頷く姿も多く見られました。講演2は、ほんじょう整形外科クリニック 院長 本庄正朋先生より、「コツ、コツ、続けよう!骨粗しょう症治療」の演題にて行われました。骨粗鬆症について、疫学から治療の必要性と検査方法、治療方法などの説明がありました。会場に参加されている方は骨粗鬆症の治療意識も高いようで、メモを取られる方もおられました。2演題とも、たくさんのスライドを用いて、笑いも交えながら講演していただき、会場の盛り上がりを感じました。
講演の後は、串田外科医院 院長 串田俊郎先生のご協力で、骨密度測定が行われました。今年も盛況で60人の方が測定されました。同時に尼崎市整形外科医会の先生方による、医事相談・健康相談が行われました。無料で講演も聞けて、相談まで出来るこの会は参加される方々にとっては、良い会であると今年も思いました。