1)疾患の特徴  
アデノウイルス(主に3型)が病原で、飛沫感染のほか、眼の結膜からも感染するため、プールを介しての流行が起こりやすい(プール熱ともいわれる)。発熱、咽頭炎、結膜炎を主症状とする。アデノウイルスは腸管でも増殖するので、糞便中には1週間以上にわたって排泄されることがあるが、周囲に感染しやすいのは飛沫感染である。予防には、手洗い、うがい、水泳前後のシャワーの励行などの一般的な注意と実行が大切である。ワクチンは実用化されていない。プールを一時的に中止する必要があることもある。
 
2)登園登校基準  
主要症状が消退したのち2日を経過するまでは出席停止とする。ただし、病状により伝染のおそれがないと認められたときはこの限りではない。